藤井二冠、竜王戦2組優勝で19連勝

プロ棋戦
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4月16日に東京将棋会館で第34期竜王戦ランキング戦2組決勝(藤井聡太二冠vs八代弥七段)が行われ、107手で藤井聡太二冠が勝ちました。

藤井二冠は、現在、公式戦19連勝中。竜王戦ランキング戦はデビュー以来5期連続優勝。

なお、藤井二冠も八代七段も、豊島竜王への挑戦権を争う竜王戦決勝トーナメントへの出場は確定しています。(2組は2位以上で確定)

■棋譜解説動画(YOUTUBE ABEMA公式)
https://youtu.be/7OmXVsXb8Bc

目次

竜王戦挑戦者決定トーナメント


第33期竜王 豊島将之

竜王戦挑戦者決定トーナメント

感想


2組決勝はAbemaTVで中継されていました。

戦型は藤井二冠が先手で相矢倉。

駒組みは藤井二冠の土居矢倉と八代七段の穴熊に発展していました。

土居矢倉ってなんやねん、という人も少なくないかもしれません。

なんでも、先手番なら▲77銀・▲78玉・▲67金の形を土居矢倉と呼ぶそうで。もう一枚の金は▲58金とするのが基本形とのこと。本譜の藤井陣もその配置になっていました。

攻防のバランスに優れた陣形らしく藤井二冠らしい布陣。

一方、八代七段の方ですが、矢倉から発展した穴熊。相矢倉戦でたまに見る趣向。

本局は相居飛車ですが、この穴熊というのが振り飛車を絶滅の危機に追い込んだこともある恐るべし布陣。相居飛車でも当然強いはず。

但し、囲いが完成するまでに手数の掛かるのが難点で、それまでに相手が攻撃態勢を整えられるかどうかが勝敗に直結するポイント。

本局はそれほど攻撃対戦を整えていたようにも見えなかったのですが、それが素人と達人の読みの差で、駒がぶつかりだすと、あれよあれよという間に堅固な穴熊が崩れて行きました。

私ばかりではなく、Abemaで解説していた大石七段ほどの強い棋士でさえ、藤井二冠と指すといつの間にか悪くなっている旨を何度となく話していたので、同じ局面を見ても、他の人とは見えているものが違うのだろうと思った次第。

藤井二冠の強さが素人でもわかりやすい形として現れたのが最終盤。

97手以降の藤井二冠の指し手は全て、長手数の詰みがある詰めろ若しくは王手になっています。その詰めろに潜んでいる詰み手順の多くは、30手近いものばかり。(最後も27手詰)

本当に凄いとつくづくそう思います。玄人が本譜を見ると、終盤ばかりでなく、序盤・中盤も藤井二冠らしい凄まじい、素晴らしい棋譜に見えるのだろうと思います。

これで藤井二冠は公式戦19連勝。そちらの方もそろそろ盛り上がってきそうな予感。


AIの形勢判断


第34期竜王戦2組決勝
※青色はGPSfish、赤色は水匠3
※AIの判断が正しいわけではありません。

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