第31回世界コンピュータ将棋選手権 elmoが優勝

コンピュータ将棋
新 刊

新 刊

5月3日・4日・5日に第31回世界コンピュータ将棋選手権が行われ、最終日の上位8チームによる総当たり戦の結果、elmoが優勝しました。elmoは2017年の第27回大会以来、2回目の優勝。最終日決勝の結果は下の通り。

1位 5勝1敗1分 elmo(4) 
2位 5勝2敗0分 PAL(5)
3位 3勝3敗1分 Ryfamate(6)
4位 3勝3敗1分 Qugiy(8)
5位 3勝3敗1分 W@nderER(3)
6位 3勝3敗1分 白ビール(1)
7位 2勝5敗0分 DaigorillaEX(2)
8位 1勝5敗1分 大将軍(7)
※()内は二次予選の順位

■感想
まず、優勝候補と目されていた「やねうら王」は二次予選進出ならず。

それで、二次予選でほとんど無双していた「白ビール」がてっきり優勝するのかと思いきや、決勝では意外な結果。

上位8チームの二次予選での順位と、決勝での順位を見比べると、ほんとんど下克上。

これは、上位のチームの強さが、それほど変わらないことを意味するのではないかと、尤もらしい理屈を付けてみた次第。

ともかく、WCSCの31回の歴史の中で、2回以上の優勝を果たしたのは、極(金沢将棋)、YSS、IS将棋、激指、GPS将棋、Bonanza、ponanza、そしてelmoの8チームのみ。

そのうち優勝2回は、GPS将棋、Bonanza、ponanza、そしてelmo。

コンピュータ将棋の新時代到来。時代はelmo。

ところで、最終7回戦が始まる前は決勝で唯一elmoに勝っていたPALの方が0.5勝をリードしていて、PALは7回戦を勝つか引分でも優勝という状況でした。

しかし、最終戦ではelmoが勝ちPALが負ける唯一の逆転劇のパターンが現実となりelmoの優勝。4分の1以下の確率を引いて状況を変えているのだから、ドラマチックな展開と言っても差支えはないでしょう。

ちなみにPALはNHK将棋トーナメントで使用されている将棋AIだそうで。決勝に残った唯一のディープラーニング勢としても注目されていました。

大会の模様はYOUTUBEで中継されていたのですが、その中でディープラーニング勢は詰み手順においては簡単に詰む方に逃げるのをさっきも見たと言った内容が話されていて、以前の何かの記事でPALの開発者がディープラーニングは終盤に弱い旨を語っていたのと妙に合致したのですが、関係はあるのかどうか。私のようなプログラマーではない人にとっては、比較的どうでもいいことなのかもしれませんが、妙に気になるところではありました。


関連記事
記事タイトルとURLをコピーする

コメント
コメント投稿

トラックバック