
ソフト指しとは、他の誰かと将棋の対戦をしている時にコンピュータ将棋ソフトから指し手の教えを乞う、将棋のルールの中で最もな卑劣な反則行為のことです。
将棋のルールでは、対局中に助言を受けると反則負けになるのですが、その中でも最悪なのがコンピュータ将棋ソフトから助言をもらうことで、それが発覚するとネット対局場ならばアクセス禁止、リアルの大会ならば出入り禁止になるのが通例。
ソフト指しは筆記試験でのカンニング行為に類似していますが、ソフト指しをやっていたことが発覚すると、以降は将棋の場におけるその人の信用はゼロとなり、その信用が回復することは不可能と言っても過言ではないでしょう。絶対にやってはいけません。
何故、ソフト指しが悪いのか、分からない人のために噛み砕いて説明しますと、他人を欺いてレートを盗み、他人の楽しいはずの時間を不快な時間に変え、他人が日々育んでいる大局観を破壊し、他人のやる気を阻害するなど、法で裁かれないというだけで、将棋ファンにとっては絶対にやってはならない行為なのです。

そして、ソフト指しをする人は、誰も見てないので分からないと思っているようですが、ソフト指しをやった形跡は棋譜に現れ、対戦履歴に現れます。
将棋というのは対話であり、指し手には必ず意味があり、時間の使い方にも意味があります。一局のなかで、相手の考え方や技量など、いろいろなことを知ることが出来ます。
特に過少やソフト指しはわかりやすいです。自分やこれまで自分と対戦してきた同棋力前後、若しくは同棋力以下の相手には全く見られなかった異質なものが次から次に出てくるからです。
そして過少やソフト指しをやっている人の対戦履歴(=これまでの成績表)には、必ず、異常なものが出てきます。
ソフト指しが分からないというのは将棋初心者のたわごとで、将棋の世界では初心者や初級者が圧倒的に多いため、そういう情報が溢れているだけで、実際はあまりにも明白です。
たかがネット対局を興じるのに、「誰も見ていない」「絶対にバレない」ならば卑劣なことをするという恥ずかしい人間性を証明して見せる必要はありません。
なお、ソフト指しは将棋の世界で最悪の行為ですが(マナー違反程度に考える寝ぼけた人も居ますがそうではなく、絶対にやってはならない重大なルール違反)、ソフト指しでない人をソフト指しと吹聴する行為は、これもまた極悪行為になりますので注意して下さい。(←ココ大事)
※文中の「過少」とは、本来のレートよりも遥かに低いところに身を置き、弱いものイジメを楽しんでいる輩のこと。
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