東大将棋3ライト 1大会バトル(Windows)

将棋ソフト
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対応機種Windows
発売元MYCOM
発売日2001年7月6日
最高棋力激指15の初段+【早指し】
特記事項・付属機能は東大将棋3の大会バトルのみを搭載

※最高棋力は激指15のレート戦50局を行った結果


目次

東大将棋3ライト 1大会バトルとは?


「東大将棋3ライト」シリーズは2000年8月に発売された「最強東大将棋3」(標準価格12,800円)の機能を分割・改良し、お求めやすい価格で再発売するものです。思考エンジンはコンピュータ将棋選手権優勝3回の実績を誇る「IS将棋」を使用しています。初心者はもちろん、中、上級者も楽しめる本格的な仕様です。なお成績優秀者はホームページにお名前を登録することができます。

引用元:本製品パッケージ裏面

2000年発売の将棋ソフト「最強東大将棋 3」の機能を分散・改良したライト版。思考エンジンにはコンピュータ将棋選手権優勝3回の実績を持つ「IS将棋」を搭載。棋風の異なる7人の敵と時間設定の異なる6つの大会に挑戦する「将棋大会」、レベルがよちよちからマスターまで6段階に分かれていて、感想機能も搭載している「通常対決」のほか、棋譜の保存・編集・鑑賞が可能。また、成績優秀者はホームページで名前を登録できる。

引用元:amazon

価格は3,800円(税抜)


主な機能


【将棋大会】棋風の異なる7人の相手とリーグ戦を行う。
【通常対局】COMのレベルは六段階。駒落ち、時間設定も可能。
【盤面棋譜編集】任意の局面を作成してCOMと指し継ぐことも出来る。
【各種設定】音声の有無や盤駒のデザインなどを設定できる。


東大将棋3ライト1大会バトルの棋力


東大将棋3ライト1大会バトルの最強レベルである「マスター」が激指15の何段に相当するのか、激指15のレーティング戦で対戦させてみました。

2級(1400点)スタート
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最高レート 1813点(二段 46局目で到達)
最終レート 1747点(初段+)

対二段 4勝9敗0分(勝率 0.309)
対初段+ 10勝3敗0分(勝率 0.769)
対初段 9勝0敗0分(勝率 1.000)
対1級 8勝2敗0分(勝率 0.800)
対2級 5勝0敗0分(勝率 1.000)


激指15の初段+には大きく勝ち越しているのですが、二段には大きく負け越しており、初段+相当の棋力とするのが妥当と判断しました。


総評


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この東大将棋3ライト1大会バトルが発売された当時は、東大将棋シリーズが将棋ソフトにおけるナンバーワンだったという時代背景があります。

私がこのソフトを購入したのは、発売から1年も経ってない頃だと記憶してます。当時の私が何を考えて購入に至ったかは20年前のことなので覚えてませんが、安価で東大将棋の思考ルーチンを手に入れたいと、たぶんその程度のことだろうと思います。

この東大将棋3ライトは「最強東大将棋3」(定価12,800円)の思考ルーチンとそれ以外の付属機能を切り売りした形になっていて、「大会バトル」のほか、「道場バトル」「詰棋バトル」が各3,800円(税抜)で発売されていました。

それで、購入から20年経って初めて気づいたのですが、私が買った「大会バトル」には盤面編集機能はあっても、なんと、詰み探索機能が付いてませんでした。これでは、強い人たちにとっては盤面編集機能の価値が相当低かったのではないかと今更ながら思ってしまった次第。

「詰棋バトル」には付いていたようで、個人的には今更ながらスカを引いていた悔しさが込み上げてしまいました・・。

尤も当時の私は将棋倶楽部24の10級で、詰将棋には全く興味がなく、この東大将棋3には対局機能のみにしか興味はなかったはずで、それに関しても何度やっても惜しい対局すら無かったはずで、ほとんど遊んだ記憶もなく、詰み探索が無くとも何ら問題はありませんでした。

大会バトルの方ですが、棋風は違えどもその棋力は最高棋力のマスターなので、町道場で有段者を認められるような人でないと楽しめないと思います。

大会は設定時間が異なる6種類の大会があるのですが、私がやった時は7連勝しないと優勝できないようになっていました。一応、私の棋力(将棋クエスト10分の四段)でも一番緩い甘口王将戦ならば何とかクリアすることはできました。2周目はこちらの角落ち上手になっていてビビりましたけど。(どんだけクリアさせたくないのか、ハードル上げ過ぎっちゅーの)

そういうわけで、私と同じくらいの棋力の人ならば、練習相手としては使えるかもしれません。ただし、今のパソコンで動くかどうかは請け負いませんので、予めご了承下さい。


東大将棋 3 Lite 1 大会バトル
毎日コミュニケーションズ 2001年7月6日
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