最強 東大将棋6(Windows)

将棋ソフト
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対応機種Windows10/8.1
発売元毎日コミュニケーションズ
発売日2003年8月8日
最高棋力激指15の三段【早指し】
特記事項・棋譜読み上げは安食女流と千葉女流
・開発版は2003年WCSCで優勝
・詰将棋128問と次の一手42問を収録
・詰将棋自動生成機能搭載

※棋力は激指15レーティング戦の結果

目次

最強東大将棋6とは


世界コンピュータ将棋選手権で4回優勝した思考エンジンを搭載した将棋ソフト。駒落ち/時間設定/自由局面からの対局ができる「通常対局」、7人のライバルと3つの名人戦に出場できる「将棋大会」、千葉・安食両女流プロを相手に7番勝負を行う「女流棋士対局」を搭載。さらに、流行定跡の途中から対戦する32局面を収録した「定跡道場」、初級/中級/上級/双玉各16問を収録した「詰将棋道場」、盤上の駒を隠して対局する「目隠し道場」、1手100Gの計64問を収録した「大道場詰将棋」、10級~四段まで計42問を収録した「棋力認定所」を用意。そのほか、詰将棋生成/詰将棋解答/棋譜解析/検討モード/棋譜・盤面編集/定跡編集/棋譜鑑賞などの機能を装備。

引用元:アマゾン内容紹介

※2009年12月には内容は同じでパッケージを変えた廉価版もソースネクストより発売されました。


主な機能


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【通常対局】COMのレベルは6段階。駒落ちや時間設定も可能。
【将棋大会】コンピュータ棋士達との将棋大会。
【女流棋士に挑戦】安食女流または千葉女流との七番勝負。
【レーティング戦】COMと何回も対局することでユーザーの棋力がわかる。
【定跡道場】32ある指定局面でCOMと対戦。
【目隠し道場】COMを相手に目隠し対局
【棋力認定所】次の一手問題42問。問題図をCOMと指し継ぐ。
【詰将棋道場】攻め方を持ってCOM玉を詰ます問題64問。
【大道詰将棋】所持金を持って詰将棋にチャレンジ。
【詰将棋マシンに挑戦】COMがその場で作る詰将棋問題に挑戦。
【棋譜鑑賞】レディースオープン2002本戦の全局を収録。
【名作詰将棋鑑賞】古典、現代の名作100作品を収録。
【棋譜解析】任意の棋譜における各局面の形勢や詰みの有無を解析する。
【詰将棋生成】コンピュータに詰将棋を作成させることが出来る。


最強東大将棋6の棋力


最強東大将棋6の最強レベルである「マスター」が激指15の何段に相当するのか、激指15のレーティング戦で対戦させてみました。

二段(1800点)スタート
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最高レート 2027点(三段 31局目で到達)
最終レート 1872点(二段+)

対三段+ 0勝2敗0分(勝率0.000)
対三段 5勝10敗0分(勝率0.333)
対二段+ 17勝10敗0分(勝率0.630)
対二段 6勝0敗0分(勝率1.000)

上の結果、特に数値だけを見ると二段+の方に近く見えますが、後半に黒星が集まったためにそう見えるだけで、50局中25局は三段に推移していたことや、最高Rも三段の真ん中である2000点を超えたことなどを考慮すると、東大将棋6のマスターは激指15の三段相当だと判断するのが妥当だと思います。


総評


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この記事を書く1年くらい前までは、ソーネクストから出た廉価版が2990円(税抜)がアマゾンや楽天で普通に売られていました。

私が購入したものもパッケージに何故かベッキーさんの写真が付いてた廉価版の方で、コストパフォーマンスの面からは屈指の良ソフトだったと思います。

棋力面については、将棋ソフトの棋力はものすごいスピードで向上するため、2003年の最強将棋ソフトも今となっては研究用としては使えませんが、練習相手としては私(クエスト10分の四段、24の二段)にとってはベストに近い強さ。

自分よりも少し強い相手と対局するのが将棋の有名な上達法ですが、私にとっての少し強い相手が将にこれ。時間無制限で2局やれば1度は勝てるような気もしますが、たぶん、勝ち越せては無いのだろうと思います。私はこのソフトを2010年頃に購入したと記憶してますが、今でも時々、練習相手として使ってます。

そして、問題集などの付属機能が将棋ソフトのなかでも稀に見るほどの充実ぶり。三度の飯よりも将棋が好きだというような人でも、1ヶ月くらいは遊べるのではないでしょうか。

ただし、問題集の難易度は明らかに有段者向けで、将棋倶楽部24の最高R初段くらいはないと、1問1問が重く、心を折られるかもしれません。逆に有段者ならば時間を忘れてのめり込みそうです。そのあたりは棋力によって評価の分かれるところ。

私は私のことしか分からないので、私が感じたことを率直に書くしかないのですが、この東大将棋6は、私がこれまで遊んだ全ての将棋ソフトの中で、定価と比して最もコストパフォーマンスの高い将棋ソフトだと思いました。繰り返しになりますが、購入から10年以上が経った今でも時々起動させて遊んでいます。

あと、比較的どうでもいいことですが、このソフトで棋譜解析を行っても形勢評価グラフが表示されないのは私のPCの問題なのか何なのか。棋譜解析後の棋譜をコピーして激指に貼り付けたら、あ~らびっくり、形勢評価グラフが現れました。これが裏技なのか、なんなのか・・。

最後に、このソフトは今でも十二分に楽しめる内容ですが、今のパソコンで起動できるか否かは請け負いませんことを予めご了承下さい。

最強 東大将棋6|Win8対応
ソースネクスト 2009年12月18日
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