将棋レボリューション激指9(Windows)

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新 刊

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目次

将棋レボリューション激指9とは


「将棋レボリューション 激指9」は世界コンピュータ将棋選手権で優勝3回の実績を誇るプログラムの最新作です。 本作では、激指独自のキャラクターが対局相手として登場、それぞれに棋風を持たすことで、何人もの相手と対局する感覚が味わえるという仕様を実現しました。さらに「次の一手」「詰将棋」という2つの問題集メニューを新たに収録、対局だけではない楽しみ方も満載。定跡部分は所司和晴七段が全面監修。最新の研究をもとに改良しておりますので、流行の戦法で対局を楽しめます。その他「マイナビ女子オープン」の解説付棋譜鑑賞など様々なメニューをご用意しました。

引用元:マイナビBOOKSホームページ

主な機能


【通常対局】COMのレベルは六段~12級までの13段階
【女流と七番勝負】矢内女流、岩根女流と七番勝負
【キャラと対局】このシリーズより激指キャラ新登場。棋風が異なる6人と対局。
【次の一手バトル】週刊将棋に掲載された次の一手問題を100問収録
【詰棋バトル】週刊将棋に掲載された詰将棋問題を108問収録。いずれも短手数。
【実戦詰将棋】激指同士の対局で現れた詰みのある局面を指し次ぐ。1000問収録。
【棋譜鑑賞】マイナビ女子オープンの棋譜が簡単な解説付きで収録されている。
【検討モード】任意の局面を激指が読み筋付きで形勢判断する。
【詰みチェック】任意の局面で詰みの有無を激指が素早くチェック。
【棋譜解析】任意の棋譜を激指が指し手の善悪と読み筋を示しながら解析。


将棋レボリューション激指9の棋力


激指9の最高レベルである「六段」が激指15の何段に相当するのかを確認するため、激指9を使って激指15レーティング戦を手作業でやってみました。

三段(1900点)スタート

激指9の成績表

最高レート 2526点(五段+ 72局目で到達)
最終レート 2487点

対六段 0勝4敗0分(勝率0.000)
対五段+ 11勝8敗0分(勝率0.579)
対五段 17勝10敗0分(勝率0.630)
対四段+ 14勝6敗0分(勝率0.700)
対四段 11勝3敗0分(勝率0.786)
対三段+ 9勝3敗0分(勝率0.750)
対三段 3勝0敗1分(勝率1.000)

上の結果より激指9の最高レベルである「六段」は、激指15の「五段+」相当だと考えられます。


総評


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激指9は発売から1年8ヶ月後に「最強将棋激指スペシャル」という名で所司和晴先生が執筆した定跡百選という本とセットで且つ3800円+消費税というリーズナブルな価格で再登場してます。私が買ったのはそれです。

そういう形で販売しなおしているということは、最初の売れ行きは不調だったのだろうかと勘繰ってしまった次第。ちなみに前作「激指8」は世界コンピュータ将棋選手権の優勝をアピールして販売されていたのですが、この「激指9」が発売された年の世界コンピュータ将棋選手権では6位でした。

今回の棋力確認で激指15の三段+に負けてる時はどうなることかと思ったのですが、順調に五段+まで点数を伸ばしました。強さにムラがあるのでしょうか。道理で私でも勝てたわけです。勿論、おおまぐれ。

なお、マイナビのサイトからダウンロード出来てたバグ修正ファイルはもう手に入りません。特に今のところ困るバグも発生してないのでどうでもいいんですけど。もっとも激指は後発ほど強さも付属機能も優れているので、コレクター以外の人は無理して手に入れるような代物でもないとは思います。

対応機種Windows 2000/XP/Vista/7
発売元マイナビ出版
発売日2009年12月18日
最高棋力激指15の五段+【早指し】
特記事項・次の一手100問と詰将棋108題収録

※棋力は激指15レーティング戦の結果

将棋レボリューション 激指9
毎日コミュニケーションズ 2009年12月18日発売

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